人間関係

出世競争で無駄に悩まないようにする方法


みなさんこんばんは。

春は人事異動の季節ですが、あなたの会社はいかがでしょうか?

そして、人事異動とセットとなるのが、昇進・昇格です。

自分が昇進すれば嬉しいんでしょうか、「同期に先を越された・・・」「なんであいつが部長に抜擢されたの?」と、同期の出世に素直に喜べず、やっかみを焼いてしまうことはないでしょうか?

今日は、そんなやっかみを綺麗さっぱり捨て去り、あなたの心のモヤモヤをスカッと晴らすためのテクニックを書きたいと思います。

この方法を実践いただけば、きっとあなたも周りから応援されるようになり、社内でも良い人間関係が作れるようになります。



素晴らしい上司のプレゼンを見たとき、あなたの心はどんな状態?


先日、うちの会社でいわゆる「経営方針発表会」なるものがありまして、マネジメント層の方々が約400人超の管理職を前に、当期の経営方針を発表したんです。

社内のイベントとはいえ、新しい事業年度の初っ端、めちゃくちゃ忙しいタイミングではありますが、私の所属する本部の本部長も本部方針を発表されていたんです。

さすがに400人もの人数、発表も若干硬くなりがちではあるんですが、私の本部の本部長は発表内容がピカ一にわかりやすく、物事の捉え方も俯瞰的で、すごく流暢に話をされていたんです。

それを見て、私は素直に「すごいなぁ、どうやったらあんなに俯瞰的に情報収集をして、かつ、流暢に話ができるんだろう」と感動してたんです。自分も真似できるところは真似て、あんな風にわかりやすいプレゼンを心掛けたいな、と思いました。


で、私の本部長は、確か5~6歳年上の方なのですが、私の本部には、本部長よりも年上のかたも結構いらっしゃるんです。
そういった方たちは、本部長の発表をみてどのように思ったんだろうなぁ、とも少し思いました。

というのも、例えば本部長が自分と同期だとして、自分は課長、同期は本部長だとすると、なんだかやっかみを焼いてしまいそうだな・・・と思ったんです。

例えば、
・立場上、いろんな情報が入ってくるからああいうプレゼンができるんでしょ?
 とか
・自分は目の前のことをこなすのでいっぱい、準備できれば自分にだって・・・
 とか

へんなやっかみ焼く人っているじゃないですか・・・?


えっ、お前そうじゃないのって・・・?


ぐぬぬぅ、私もそうかもしれませんが、ここ数年でそのような考え方から卒業しました、多分(笑)


もし、今回のように、みなさんの同期が素晴らしいプレゼンを展開しているのを見たら、素直に応援できますか?それとも・・・?


やっかみの原因は、ネガティブな上方比較


先ほどのシチュエーションで、素直に応援する派?それともやっかみを焼く派?

もし、素直に応援する派でしたら、もう、この記事は読み飛ばしてもいいかもしれません!

もし、やっかみを焼く派の人は、ここからが重要なので、しっかり聴いてくださいね。


そもそも、先ほどのように、

・立場上、いろんな情報が入ってくるからああいうプレゼンができるんでしょ?
 とか
・自分は目の前のことをこなすのでいっぱい、準備できれば自分にだって・・・
 とか

こんな風に思ってしまう原因は、ズバリ

ネガティブな上方比較

なんです。


これって何かというと、自分よりデキる人と自分を比べてしまう心理のことなんです。

(出典:樺沢紫苑先生の「ストレスフリー超大全」より)

そして、上方比較には、ポジティブな上方比較とネガティブな情報比較があるんです。

できれば、先日の私のように(笑)、
「うわぁ、このプレゼンめっちゃすごい!どんなふうに構成考えたのか、どんな練習をしたのか聞いてみよう!」
と前向きに捉え、自分の成長につなげることができるのが「ポジティブな上方比較」です。

こんな風に、常に「ポジティブ」に捉えられればいいのですが、人ってどうしても弱いもの。

「ネガティブ」に捉えてしまうことが多いのも事実。

「ネガティブな上方比較」をすると、先ほどのようにやっかみを焼いてしまったり、ついつい自分の欠点に目が行き「私ってどうせダメなんだ・・・」といった風に、よろしくない方向に進んでしまいがちです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

比較対象を変えてみる


実は、樺沢紫苑先生の「ストレスフリー超大全」に、答えが書いてあります。

その答えが、「他人と比較するのではなく、過去の自分と比較しよう!」ということで

なるほど!と思われたあなた、素晴らしいです!
すぐに実践してみてください!

他人との比較をやめない限り、自分よりデキる人なんて世の中にはうじゃうじゃいますよね?

だからと言って、自分よりできない人と比べて、「まぁ、自分の状況はまだましか・・・」なーんて思っていても(これを「下方比較」といいます)、自分の成長には一つも役立ちません。

でも、「過去の自分」との比較であれば、ほんの少しでも「成長」を実感できる筈です。比べるのは他人ではなく、過去の自分。

そのように思考を持っていけるだけで、ずいぶんとラクになる筈です。

自分は目の前のことをこなすのでいっぱい、準備できれば自分にだって・・・
 とか

へんなやっかみ焼く人っているじゃないですか・・・?

上方比較している自分を俯瞰する


ここまでお読みいただき、ご納得いただけましたでしょうか?

恐らく、「言われたことはわかるけど、どうしても他人と比較しちゃうんだよね・・・」という声が聞こえてきそうです。

・・・ですよねぇ。

そんな簡単に「他人と比較するクセ」を捨てられたらいいですが、そうは問屋が卸さないかたもいらっしゃいますよね?

でも、ご安心ください!

他人と比較してしまった時の受け止め方をマスターすれば、ネガティブ比較はかなり軽減されるはずです。


では、上方比較のナガポジ変換方法を書きますね。

1.まずは、比較している自分に気づく

2.そんな自分を幽体離脱した気分になって天井から眺めてみる
  そのとき、こんな風に思うといいです。
  「あ、私、今やっかみやいてるみたい」
  「あれ、自分イジメをしているのかな」

3.自分の状況を俯瞰出来たら、「ま、いいか」と呟いてみる。
  そして、「大丈夫、大丈夫」と呟いてみる。

4.やっかみしている声が小さくなってきたら、脳内会話をリセットする

5.最後、相手の良いところを「意識的に」ほめてみる(脳内会話でOK)


こんな風に、ちょっと自分を俯瞰した視点で眺めてみると、それまで罵詈雑言だらけだった脳内会話の「当事者」ではなく、「傍観者」として立ち振る舞うことができます。

当事者じゃないから、感情も穏やか。そして、「まぁまぁ」と思うことができたら、「大丈夫」というおまじないを唱えることができるんです。

そして、最後の「意識的にほめる」をすると、相手のことをリスペクトすることができるようになり、ポジティブな上方比較にすり替えることができるんです。

そうなったらこっちのもの。

特に「意識的にほめる」というのがミソで、ネガティブな上方比較をしてしまいがちな人は、人のマイナス面に目が行きがちだったりすることが多いのですが、「ほめる」というのは、つまり相手の良いところを見つけ出す、ということ。それが習慣化できるようになれば、どんどん相手との関係性も良くなっていく筈です。

これ、ほんとにすごいんですよ!

社内でどうしても好きになれないイヤなヤツっているじゃないですか?
こういう人たちと接するときにも、すっごく効果を発揮するんです。

(話が脱線してしまいました・・・)

ということで、「あれ、ネガティブな上方比較をしているな」と気が付いたら、ネガポジ変換方法を思い出してください!
絶対に役に立ちますから!

まとめ


では、今日の記事のまとめです。

  • 他人と比較して落ち込んだり攻撃的になるのは「ネガティブな上方比較」が原因
  • 他人との比較は不幸のもと、比較するなら過去の自分とちょっと成長した今の自分
  • 他人との比較がやめられないときは、自分を俯瞰してネガポジ変換をしてみよう


この3点を意識するだけで、あなたのモヤモヤもスーッと解消していく筈です!

ぜひ、早速明日から、この記事の内容を試してみてください!


ということで、ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

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