離婚体験談

第12話 妻が別居しようとしていた物件をキャンセルした結果


輝く未来に繋がるレール✨
夫婦円満行きの列車に乗ろう!


みなさんこんばんは!
バツイチアラフォーのてつおです。


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今回は、
離婚体験談の第12話です。



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奇跡が起きた!

その日、朝起きると、
窓越しに太陽の光がパァーッっと
差し込んでいて、

私は浮足だった気分で
目を覚ましました。



奇跡が・・・、奇跡が起きた!


今まさに、妻が別居しようと
していたところ、

間一髪、
何とか別居を回避できました。



その時の状況





しかも、久しぶりに思いのたけを
お互いにぶつけ合い、

完全にとは言いませんが、
夫婦問題に亀裂が入る前の状態に
近いくらい、妻と話をしました。



ほんとに、その状況が
嬉しくて嬉しくて・・・



朝の寝覚めも、
かつてないほどスッキリしていて、

ホントに清々しく感じたのを
覚えています。


後は、残すところ、
別居に向けて妻が申し込んでいた物件を
不動産屋さんに解約申し入れをするだけ。













その日の夕方、
いつも残業気味だった仕事を切り上げ、
18時30分くらいには家に帰ったかな・・・







ガチャ・・・

リビングを扉を開けると、
妻は既に家に居ました。



私 「じゃあ、不動産屋さんに行って、
   申込キャンセルをお願いしに行こっか?」


妻 「あなたに迷惑かけちゃうから、
   私ひとりで行こうかな・・・」


私 「いや、ちゃんと俺が説明するよ!
   まかせといて!」


妻 「じゃあ、お言葉に甘えて・・・
   一緒に行ってくれる?」


私 「もちろん・・・!
   じゃあ、一緒にいこっか?」


妻 「うん!」



11月の寒空の下、
その日は小雨が降り注いでいました。

夕刻薄暗くなる中、
私たち夫婦は不動産屋さんに向かいます。













店員さん 「いらっしゃいませ!!」

女性の店員さんでした。



私 「あの・・・
   先日妻が申し込んだこちらの物件ですが、

   入居準備を進めていただいてる中
   ホントに申し訳ないのですが、
   キャンセルさせていただきたいと思いまして・・・」


店員さん 「えっ、あ・・・、そうなんですね!
       ちょっと確認してきていいでしょうか?」


店員さんは、そう伝えると、
何やら裏で責任者らしき人と話をしているようです・・・



すると、しばらくして
責任者の男性が出てきました。


責任者 「契約までしていませんので、
      キャンセル自体は大丈夫なのですが、
      今回キャンセルとのことで、
      何か問題でもありましたでしょうか???」


私   「・・・
     あの、大変申し上げにくいのですが、

     妻と別居しよう、
     という話しになっていたのですが、

     夫婦で改めて考え抜いた結果、
     二人でちゃんと向き合っていこう、
     となりまして・・・」



責任者 「そうでしたか・・・
      今回の件に関しましては、
      もちろんキャンセル自体は
      大丈夫です。」


責任者 「ただ・・・」


私    「だだ・・・?」


責任者 「ただ、今は入居いただく前提で
      入居特典の家電を1点手配して
      いますので、ちょっとこの取り扱いが
      どうなるか、今日はわからいですね・・・」


私   「もちろん、ご迷惑をお掛けしているので、
     そういった費用は私の方で負担させて
     いただきます!」


責任者  「わかりました、
       確認でき次第、ご連絡しますね。」



申込をキャンセルするための
一連のやり取りを終え、

私と妻は、受付カウンターの席を立ち、
店舗の出口へ向かいます。



店員さん 「ありがとうございました」



私と妻も、一礼。













お店を出ると、まだ小雨が降っています。
二人で傘をバサッと開き、


私 「とりあえず、なんとかなったね」

妻 「うん。
   準備していた家電の費用が
   どれくらいになるんやろうね・・・」

私 「まあ、それについては
   心配しないでいいよ、
   何とかなるから!」




あぁ、すごくいい感じで進んでいる・・・


夫婦関係がこじれて、
あれから2年・・・

ようやく、出口が見えてきたよ・・・
光が見えてきた!



希望と、未来に向けて
自分の在り方をもっともっと
見直していこう!


そんな前向きな空気が
流れていました。












家に帰り、
妻と私は自宅リビングに
それぞれかばんを置き、

二人で「「ふー」っと
一息つこうとしたその時、


ブーン、ブーン


妻の携帯に
一本の電話が鳴ったのです。



妻 「ちょっと電話してくるね」


と妻は腰を上げ、
隣の洋室に行きました。




私はその間、
これからのことを考えていました。


今まで私が妻にしてきたこと、

 話しを聞かず、説教じみた話ばかり
 していたこと・・・

 趣味に没頭し、自分のことしか考えて
 いなかったこと・・・

 自分の価値観を
 無理やり妻に押し付けてきたこと・・・

 今、妻がどういう気持ちでいるのか
 全く意識していなかったこと・・・

 妻の私に対する気持ちの変化に
 気づけなかったこと・・・

 これら全てのことを薄々感じながら、
 見て見ぬふりをしてきた事・・・


これからは、
二度と同じ過ちを繰り返さない!

二度と妻のことを傷つけるような
ことはしない!


私は心に強く誓いました。



その時、リビングの扉が
ゆっくりと開き、

明らかに、
先ほどの軽い雰囲気とは異なる妻が
そこに立っていました。










私はつい、妻を凝視してしまいました。

すると、妻は顔を落としました。



明らかに何かおかしい・・・

今の状況の浮かれていた私にも
すぐにわかりました。



私 「ど、どうしたの・・・
   何かあった・・・」


私は頭の中で
どのような言葉が適切か、
すごいスピードで
考えていましたが、

これ以上の言葉は
出てきませんでした・・・



私は心臓の鼓動が聞こえるほど
緊張していました。


ドク・・・、ドク・・・、ドク・・・


しばらくの沈黙の後、


「お互い、
 これ以上無理しないほうが
 いいのかな・・・・」


曇った表情の妻は
そういったのでした。




つづく・・・





****************************



ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!



ふ~、思い出すだけで
胸がキューっとなってきます。


でも、とても辛かった経験が、
自分を変えるきっかけに・・・

そして、今の幸せにつながってる。



このブログには、
私の失敗談をたくさん記事にしています。

反面教師として、
きっと参考になると筈!?ですので(笑)、
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