離婚体験談

第16話 離婚に向けた別居、引越屋さんに言われた衝撃的な一言


輝く未来に繋がるレール✨
夫婦円満行きの列車に乗ろう!


みなさんおはようございます!
バツイチアラフォーのてつおです。


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今回は、
離婚体験談の第16話です。




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明日は15日。
妻がこのマンションを出て
実家に帰ってしまう日。


妻と一緒にいれるのも、
もう、24時間もないのか・・・




でも、そんな実感が
あまり湧いてこなくて、

一緒に片付けをしてた日々が
まだ続きそうな気がしていました・・・


















その日、布団に入るも、
なんだかフワフワしている感じがして、
なかなか寝付けない。


今夜、このマンションで
妻は眠っているけど、

明日の夜は、
もう俺一人だけになるんだ・・・




妻と結婚し、
将来家族が増えてもいいように
ちょっと広めのマンションに
引っ越してきた私たち。



物語は残酷なもので、
明日からは、私一人だけの
生活が始まる。



いろいろ考え出すと、

自分が今、
現実世界を生きているのか、

悪夢の中を
彷徨っているのか、

だんだんと分からなくなる。



あぁ、そうだった。

明日の午前中、
引越屋さんが来るんだった・・・
妻の荷物を取りに。



今の状況は、自分にとって
にわかには信じがたいけど、

もう、時計は逆戻りしてくれない。




チ・コ・チ・コ・

静かな夜の寝室に、
秒針の音だけが響き渡ります。




今日、
俺は眠りにつけるんだろうか・・・



・ ・ ・








・ ・ ・



って、
気付けば朝。


あっけないものです。







朝10時。



ピンポーン!


私 「はーい」


引越屋さん 「引越屋です、
        今日はよろしくお願いします。」

妻 「よろしくお願いします。」



一人分の荷物という事もあり、
今日は引越屋さんは
一人で作業されるとのこと。


40代後半~50代前半の、
体格はがっしりされていますが、
すごく優しそうな方でした。







引越屋さん 「それじゃぁ、
        今日運ぶお荷物を教えてください。」


妻 「これと・・・、これ。
   それと、こちらもお願いします。」


引越屋さん 「はい、了解です!」



引越屋さんは
今日運ぶべき妻の荷物を
把握すると、

もの凄い手際の良さで、
どんどん荷物を下ろしていきます。



私は内心、
「そんなに急がなくても・・・」

と思いましたが、相手はプロ。



あっという間に、
妻の荷物はマンションの下に
下ろされていき、

トラックに積み込まれて
いきました。



そして、いよいよ最後の荷物、
衣装ケースが下ろされていきます。



しばらくすると、どうやら、
下のトラックへの積み込みが
完了したようです。




ピンポーン!


インターホンが鳴ると同時に、
玄関のドアを開けた私。


そこには、
満面の笑みの引越屋さんが
立っていました。


引越屋さん 「今日はありがとうございました!
        あらかじめ荷物がまとめられてて、
        ほんと作業がはかどりました!」

妻 「いえいえ、どういたしまして!」


引越屋さん 「それでは、本日のお代ですが、
        ○○円となります。
        お見積り時から変更なしです!」


妻は、「ありがとうございます」
と、お礼を言いながら、お代を渡しました。


すると、
満面の笑みの引越屋さんから
衝撃的な一言が!



引越屋さん 「おめでたなんですよね?
        奥さま、ご実家でゆっくりなさって
        くださいね!」


妻 「は、はぁ・・・」


引越屋さん 「旦那さんも、寂しいでしょうが、
        少しの辛抱ですよ~!」


私 「は、はぁ、そうですよね・・・」




あのぉ、もう妻は、このマンションに
二度と戻ってこないんですけど・・・

二人とも苦笑いしていました。


引越屋さん 「それじゃ、
        ありがとうございました!

        奥様のお荷物は
        しっかりご実家まで
        お運びしますので、
        ご安心ください!」


妻 「よろしくお願いします」

私 「よろしくお願いします」


ガチャ・・・

引越屋さんにお別れの挨拶をすると、
玄関のドアが閉じられました。







私 「引越屋さん、
   なんか、勘違いしてなかった?」


妻 「うん、そうねぇ、
   明らかに勘違いしてたね!」


私 「もぅ、何でこのタイミングで
   あんなこと言われるんやろ(笑)」


妻 「そういうこともあるってことで」




引越屋さんに
妻の荷物が連れ去られて、
スッキリとした家の中。


もう、妻の荷物は
このマンションには存在しない。


妻 「じゃあ、私も出ようかな。」


私 「そうだね・・・」


・ ・ ・


私 「こんな形になってしまったけど・・・
   こんな俺と一緒にいてくれてありがとう。
   今まで、お世話になりました。」


妻 「うん、こちらこそ、
   お世話になりました。」


私 「もう、最後だし、
   最後一緒に、お昼でも食べない?」


私は、最後の悪あがきの様に、
妻をランチに誘いました。


妻 「うん、引越屋さんの対応もしたし、
   お腹すいたよね。」


妻もOKを出してくれました。



玄関で靴を履く妻と私。


ガチャ・・・

扉を開き、
先に私が廊下にでます。

そして妻も。






ガチャ・・・

カチッ


玄関の扉を閉め、
カギをかける私。


二人の生活が、
終わった…






すると、
妻が自分の使っていた合鍵を
私に差し出してきました。





妻 「これ、返すね・・・」


私は合鍵を受け取り、
妻と一緒にエレベーターに
乗り込みました。


そして、二人で車に乗り込み、
最後のランチに出かけたのでした。





つづく・・・





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ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!



今、何かの感情が
こみあげてくるわけではありませんが、

前妻との最後の時を振り返ると、
映画のワンシーンを見ているようで、
我ながら胸がキューっとなってきます。


とても辛かったですが、
私は前妻から多くのことを学びました。

そして、
それが自分を変えるきっかけとなり、
今の幸せにつながってる。



このブログには、
私の失敗談をたくさん記事にしています。

反面教師として、
きっと参考になると筈!?ですので(笑)、
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