マネジメント

好き嫌いで部下の評価が変わる・・・どうしたらいいの?



部下の評価をするとき、
どうしても個人的な好き嫌いや、

自分との相性の良し悪しで
評価をつけてしまいがちですよね?



さらに、
自分のつけた評価で

部下の昇進やボーナスの査定に
影響するとしたら、

なんだか後味悪く
感じてしまうのではないでしょうか?



今回の記事は、

どうしても部下を平等に評価するのが
難しいな・・・

と思っている人に向けて
書いています。



この記事をよんでいただくと、
部下を評価するときに抱えるモヤモヤを
驚くほど減らすことができます。




好き嫌いや相性は評価に影響するのか?



好き嫌いや相性は、
評価に影響するのか?


との部下からの質問・・・


結論、します、よね?


正直、聖人君子でもない限り、
完璧に平等なんて無理です(笑)




会社の評価方法として、

その人の行動特性に着目した
行動評価(コンピテンシー評価)や

設定した目標の達成度合いに着目する
目標管理制度(MBO)などが
ありますが、


結局、最終的には機械やAIではなく
人間である人が評価することになるので、


当然のことながら、
そこに「私情」がはいるわけです。

だって、人間だもの(笑)



例えば、
あなたが保険に入ろうと思っている時、

ほとんど同じ内容の保険を
二人の生保外交員が提案してきたとしたら、


なんか、感じのいい人の会社から
入ろうとしますよね?

(もちろん、保険の内容に
 歴然とした差があれば別ですが・・・)


結局、
好き嫌いやウマの合う合わないで
保険会社を決めるのではないでしょうか?



まさか、
ウマの合わない保険外交員の方からは

一生涯のお付き合いとなる
保険の申し込みはしたくないですよね(笑)


このように、

私たちは、何かを選択したり評価するとき、
必ず、最後は好き嫌いとウマの合う合わない、
ということで判断するはずです。


部下の評価で「私情」がはいってもいいのか?



私情が入ってしまって・・・

それ、普通です(笑)


というか、
完全に排除することは
ほんとに難しいです。

人間だもの。。。



もちろん、

好き嫌いや
ウマの合う合わないという

「私情」の部分だけで
部下を評価するのはNGです。


それだと、
完全にえこひいきになります(笑)


私情が入るのは仕方ない、

だけど、

部下を評価するときの
自分のメガネが

何色が強いのか
見極めることが重要なのです!


自分と正反対の特性を見るようにする



ちょっとわかりやすい
例えをしてみます。


私の場合、

仕事の正確性、網羅性、段取力を
大事にしています。


経理といえば

絶対に間違ってはいけない
職種と言われますので

そういった意味では
私の性格にあっているのでは
ないかと思っています。


ただ、

最近はVUCAの時代と
言われて久しく、


経理といえども

ある程度決まり決まりきった
ルーティンをこなしていく

という仕事に加え、


物販だけではなく、
アプリやデータ配信など

複合的かつ複雑な条件の取引が
増えてきたこと、

また、
MAなどの案件も複雑化
していることもあり、


正確性ではなく、
少ない材料から仮説に基づき
スピーディーに処理をこなす必要が
でてきています。


ですので、

あまりに枝葉末節に
こだわり過ぎていると、

とてもじゃないけど
仕事にならない・・・

ということも多いです。



なので、

ここ数年で
私も相当ラフな処理をこなすよう
自分を説得してきたんです。


一方、

言い方はわるいですが、
仕事はヌケモレが多いけど、

とにかく動きが早い、
という人もいます。


自分とは正反対ですが、

まずは動かないといけない、
というときには

このようなタイプの人も
絶対に必要な人材なんです。



人って自分の得意なところは
すごくいい風に捉えるクセがあって、

逆に、自分が苦手なところは
気付けない、という性質があります。



私の場合は

間違ってるかもしれないけど
まずは動こう!

というタイプの人の良さを
理解しにくいんですね。


まずは、
自分のメガネの色が

そういうバイアスを
もっている、

ということを
理解することが大事です。



まとめ:自分のクセを認識し、正反対のことを意識する


自分が上司として
部下を見ないといけなくても、

どうしても
自分に似通ったひとを
評価してしまいがちです。


それは、
しょうがないんです。

人間だもの・・・



でも、
それだと評価がめちゃくちゃ
偏りますし、

恐らく、そんな上司には
だれもついていかなくなります。


その解決策をまとめると、次のとおりです。

私情は入る、その前提で部下を可能な限り公正に評価するための5箇条
  • 自分が仕事で大事にしていることを考える
    (私の場合は正確性、網羅性、段取力・・・)
  • 上記と真逆のことは何かを考える
    (スピード感、発想力、変革力・・・)
  • 具体的に部下の成果や行動を書き出してみる
  • 部下を評価するとき、1⃣だけでなく、特に2⃣を強く意識する
  • 部下全員を評価し終わったあと、評点と評価ポイント一覧を眺め、自分のバイアスが強く出ていないかを観察する


特に、1⃣~3⃣については、
評価をする上司だけでなく、

職場のメンバーみんなが
考えておくと、

好き嫌いによるいざこざが
起きにくくなる筈です。


いろんな価値観を認め合い、
職場の心理的安全性を高める。

それが、
あなたの職場における成績や
生産性を上げることにつながります!


週明けから
ぜひ意識してみてください!



ということで
ここまでお読みくださり
ありがとうございました。



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