ネームサーバー切り替え前にWordPressサイトを準備する方法(WordPress簡単インストール)
前回の記事では、新サーバーにドメインを設定するところまで紹介しました。
新サーバーにドメインを設定したあと、そのドメインは設定者自身のドメインですよ、と新サーバーに教えてあげる(新サーバーでのドメイン認証)必要があります。
ここまでくれば、新サーバーにWordPressをインストールし、旧サイトの内容をWordPressで準備する、という流れとなりますが、WordPressで作った新サイトを公開するまでの流れは、前回からの流れも含めて次のとおりとなります。
- 旧サイトをローカル環境にバックアップ
- 旧サイトのサイト構成図(サイトマップ)を作る
- 新サーバーを契約する
- 新サーバーにドメインの設定と認証をする
- 新サーバーにWordPressをインストールする
- ローカルPCで新サーバーのWordPressを編集できるように設定する
- ローカルPCで「hosts」ファイルを編集する
- 新サーバーにインストールしたWordPressで新サイトを構築する
- DNSサーバーを変更して新サイトを公開する
今回は、⑤以降について解説していきます!
新サーバーにWordPressをインストールする
新サーバーにドメインの設定と認証が終わったら、続いて新サーバーにWordPressをインストールします。
初心者が一からインストールするのは大変ですが、レンタルサーバーの多くが「WordPsess簡単インストール」ができる仕組みを持っています。
ここでは、私も契約しているエックスサーバーでのインストール方法を説明します。
エックスサーバー WordPress簡単インストール
【エックスサーバーのマニュアルはこちら】
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_install_auto_word.php
初心者のつまづきポイント
マニュアルを開くと、「はじめに」の項目の「WordPress簡単インストール設定例」が記載されていますが、をここで初心者が?となるポイントが出てきます。
エックスサーバーのマニュアルを見てみましょう!
複数サイトを同じサーバーで運用する場合は、上記のように「wp」を付した設定にしておき、サーバー内のWordPressフォルダを見やすくするという方法もあるのですが、上級者向けの設定です。
今回私が設定した会社さんのように、一つのサイトのみを運用するのであれば「wp」を外した設定で問題ありません。
上記で「確認画面に進む」を押すと、次のように画面が遷移します。
「インストールする」ボダンを押すと、新サーバーにWordPressがインストールされます。
少し時間がかかる場合もありますが、画面が変わるまで待ちましょう。
しばらくすると、インストールが完了した画面が表示されます。
これで、WordPressがあなたが移行したい新サーバーにインストールされました。
ローカルPCで新サーバーのWordPressを編集できるように設定する
旧サーバーから新サーバーに移行するにあたり、誰かがあなたのドメインサイトを閲覧しに行った場合、新サーバーのWordPressサイトが出来上がるまでの間は、旧サーバーの旧HTMLサイトを閲覧できる状態にしておく必要があります
なぜなら、新サイトが完成する前に、あなたのドメインサイトを新サーバーに設定してしまうと、何もないサイトが表示されてしまうからです。
そのため、あなたのドメインが参照されるサイトは、現時点では旧サーバーに設定したままにしておく必要があるので、この段階でDNS(ドメインネームサーバー)を旧サイトから新サイトに移してはいけないのです。
ただ、そうすると、あなた自身も、新サーバーにインストールされたWordPressで作業することができません。どうしたらいいのでしょうか?
新サーバーで動作確認用URLを取得する
実は、あなたのPCからのみ、DNSサーバーの変更前に新サーバーのWordPressサイトを編集できる裏ワザがあります。
といっても、ちゃんとエックスサーバーのマニュアルにも記載されていますので、該当箇所を見ていきましょう!
まずは、新サーバーで動作確認用のURLを取得します。
エックスサーバーのマニュアルに詳しく記載されていますので、以下参照してください。
【エックスサーバーのマニュアルはこちら】
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_checkproxy.php
ローカルPCで「hosts」ファイルを編集する
次の、あなたのPCの設定を変更します。
WordPressのようなCMSと言われるプログラムの場合、動作確認用URLを取得してもWordPressで新サイトを編集することができません。
ここでも、裏技がありますので、ご紹介しましょう!(といっても、エックスサーバーにちゃんとマニュアルがあります。)
【エックスサーバーのマニュアルはこちら】
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_checkproxy.php#link-b
ここで、注意しないといけないのが、ローカルPCの「hosts」ファイルのバックアップを取っておく、ということです。
あなたの覚えやすい場所(例:ドキュメントフォルダやデスクトップなど)に、一旦「hostsバックアップ」フォルダを作っておき、編集前の「hosts」ファイルを格納しておきます。
このようにバックアップをしておくと、万一、hostsファイルを壊してしまったとしても、すぐに復元できます。
それに、新サイトの構築準備が完了して、DNSサーバーを変更した後は、「hosts」ファイルを変更前の状態に戻す必要がありますが、このバックアップした「hosts」ファイルをコピペすることにより、一発で変更前に戻すことができるのです。
バックアップだけは必ず取っておきましょう!
ちょっと長くなってきたので、今日はここまでにします。
続きもお楽しみに!
【参考】エックスサーバーのご契約はこちらをご覧ください